センソユニコのお洋服では定番の「ジャガード」。
使われるその理由は、ジャガードでしか表現できない立体感や高級感にあります。
ジャガードとは?
ジャガードとは、織りや編みで柄をつくった生地のことをいいます。
プリントにはない立体感や高級感が生まれます。
特にジャガード織りは模様がプリントされた生地に比べて厚みがあり、立体的に見えるという特徴があります。同等の太さの縦糸と横糸を不規則に織っていくため、複雑な柄も作れます。
また、先染めの糸(生地にする前に、糸の状態で染色したもの)を使用するため、洗濯をしたときに色落ちしにくく長持ちしやすいです。
プリントよりもコストはかかりますが、ジャガードでしか出せない表現には、大きな魅力と価値があります。
センソユニコのジャガード
センソユニコのお洋服にも、さまざまなジャガードが使われています。
慈雨 フラワー ドレス・スカート
線画にも立体感が出るのが、ジャガードのなせる業です。
柄に柄を重ねた表現にもご注目。
慈雨 3Dジャガード コート・パンツ
ジグザグのジャガード柄です。刺繍やプリーツとは一味違う奥行きと動きが魅力です。
光沢のある素材が折柄にマッチして、いっそう上質な風合いを醸し出しています。
ann,吉 花ボーダーパネルJQ ジャケット・チュニック
生地に柔らかな風合いをもたせつつ、立体感のある柄を表現できるのもジャガードの魅力です。
ann,吉お得意の色遣いが活きています。
芽風 ストレンジルーツJQ パンツ
芸術的な柄使いに、カットされたフリンジ部分のアクセントの効いた、ジャガードならではの表現が魅力的。
インパクトのある柄が、ジャガード特有の高級感で品良く仕上がっています。
手仕事の活きるジャガード
現在は、コンピューターで図案を描いて織機や編み機に連動させたり、裏糸を機械でカットしたりと、多くの工程が機械化されていますが、センソユニコでは風合いを重視し、手作業無しでは作れない素材を多く採用しています。
例えば、ハンドカットジャガード。
ジャガード織りでは、柄と柄の間の糸をカットする工程がありますが、
繊細な素材の場合、機械でカットすると生地を傷つけてしまうことがあるので、手作業でカットします。
複雑な柄になると、糸も縦横無尽。人の手が加わることで、緻密な柄や奥行きのあるデザインを表現することができています。
センソユニコのお洋服を作っているマツオインターナショナルのグループ会社には、
「匠の夢」というテキスタイルメーカー(生地屋)があります。
匠の夢は、生地の産地として歴史のある新潟県見附市にあり、
世界有数の機械と、職人の技術があわさり、ここでしかできないジャガード生地を作っています。
糸を通したり、装置をセットしたりと、様々な場面で、手仕事が活き、上質でオリジナリティあふれる生地が織りあげられています。
インスタグラムなどで工場の様子も紹介されているので、見てみてください。
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@takuminoyume
センソユニコオンラインでも、匠の夢のジャガード生地で作ったお洋服を展開しています。
特に大きなサイズの柄は、特別な機械でしか作れません。
ものづくりに妥協をせず、産地や工程にもこだわった素材を選んでいます。
ぜひ、技術とものづくりへの熱い思いを感じ取っていただけると嬉しいです。
おまけに:「ジャガード」?「ジャカード」?
どちらの表記も目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
由来としては、フランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカールが「ジャカール織機」を開発したことから「ジャカード」という名称で呼ばれるようになったそうです。
"Jacquard"はフランス語ではジャカールと発音しますが、最初に日本でこの織物の名前を広めた人が英語風に発音して日本語で「ジャカード」と定着したのではないかという説も。
正しくは「ジャカード」ですが、発音のしやすさから、「カ」が濁って「ジャガード」と呼ばれるようになったといわれています。
センソユニコでも、「ジャガード」という表記を使うことが多いです。
また、略称で「JQ」と書くことも。
(商品ページで探してみてください)
呼びやすい方で呼んでいただければいいなと、スタッフは思っております。